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第九回「名刺交換」

急に「名刺交換」をテーマにしてみました。日ごろから多くの名刺交換をしますが、スマートな名刺交換をしている方は少ないものだなーと思っている次第です。
信じられないかもしれませんが、
 定期入れとか手帳から名刺を取り出す方
 もらった名刺を指で弾きながら「この住所ってどの辺?」とか何とか言う方
 名刺を手でもてあそびながら話す方 など、
まだいらっしゃいますが、そのあたりは論外として・・・。

「名刺交換」のキー(鍵)、ポイントは何だと思いますか?
それは、1番目が「相手を敬う気持ち」 2番目が「スマートさ」ではないでしょうか。
名刺交換は経験がものをいう動作ですので、その動作でビジネスマンとしてのレベルを計られてしまうといっても過言ではありません。

スマートさは「スピード」や「手際の良さ」と言い換えても良いかもしれません。
私は2つ気をつけていますので、宜しければご参考にして下さい。
①名刺入れの折り返しのところに常に2枚名刺を挟んでおく→出し遅れがないように、事前に準備をしておきます。
②ほんの少しお相手の名刺よりも下に名刺を差し出す→相手を立てる気持ちを表します。

王道の名刺交換のマナーはネットでもたくさん載っているので、今回は『意外と知らない??ポイント』を書かせていただきます。

【腰より下に下げない】
・名刺とは、その人そのものであり、自分そのものです。よって、丁寧に取り扱う=つまり、腰より下に下げてはいけません。
・他マナー同様に目下の者から先に出します。(全てのマナーのルールです)先に出されてしまったら「失礼いたしました」の一言があれば大丈夫です。
・頂いた名刺には、会社に戻ったら頂いた日付を書きます。お相手の前で書いてはいけません!相手の顔に文字を書いていることと同じ意味になりますので要注意です。

名刺交換

【名刺入れは名刺盆代り】
・名刺入れは「名刺盆代り」です。自分の名刺も一度名刺入れの上に置いてから差し出すと美しい動作になります。
 もし名刺を受け取る場合でなおかつ名刺盆がない場合は、両手を揃えて名刺盆代りにします。少しだけ右手か左手を下げるようにすると所作が美しく見えます。
・同時交換の場合は、同時!ですので、お互いに片手に名刺を持ち、相手の名刺入れの上に置いて下さい。
※相手の名刺を一度受け取り、自分の名刺を出す動作も間違いではありませんがスマートではありません。

名刺交換

【名刺入れにも向きがある】
・名刺入れは相手側に名刺入れの折り返し側(丸くなっている側)が見えるようにするのがマナーです。(横向きの場合)
・名刺入れの向きは、相手の名刺が縦型ならば、そっと自分の名刺入れを縦にして受け取ると、できる人だなと思います。
・複数の方と交換する場合は、先に頂いた名刺を名刺入れの下側(後ろ側)に持ちます。

多くの方と名刺交換をしていると、様々なパターンがあるなあと感じます。
 名刺を頂くと一度、額の高さまで名刺を持ち上げて「どうもどうも」とおっしゃる方
 名刺入れごと名刺を差し出す方(名刺入れも頂けるのか?と思いました)
 当方が苗字のみを名乗っているのに、フルネームをおっしゃる方(反対の場合は相手に合わせます)etc

さて。余談ですが!
名刺交換のときに、ついつい手元に目がいってしまうのですが、とくに男性の時計は気になるアイテムです。
最近は、携帯電話で時間を確認できるので、身につけないビジネスマンも多いようですが、時計は身につけるべきでしょうか?どちらでもいいのでしょうか?
答えは次回。



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